中国での動物実験について

中国は2014年6月から、国内で製造される化粧品に対する動物実験の義務付けを解除していますが、中国に化粧品を輸出する場合には、中国政府当局が指定する中国国内の試験機関で当該化粧品に対し動物実験を実施し、そのデータを提出して承認を受けることが依然として求められており、その点については変わりがありません。

つまり、中国への輸出を継続している企業を「動物実験していない(Cruelty-Free)」とみなすことは厳密にはできないのですが、私たちCFBは、この問題は各企業の取組みによって解決する問題ではなく、中国政府に対して各方面から方針転換を促し、制度的な解決を目指すべき問題だと考えています。

日本では、いまだ花王などの大企業が日本国内で動物実験を続けているという、憂慮すべき状況があります。

そういった中、この中国の問題を留保しつつ、資生堂、マンダム、コーセー、ポーラなど、大手企業が動物実験の廃止を次々宣言していることを、私たちCFBは大きく評価しており、まず日本国内での動物実験を全廃させることを最優先課題として、取り組んでいきたいと考えています。

ご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。